健康の「輪」を広げよう 健康楽々倶楽部

梅毒

どんな病気なの?

梅毒は、コロンブスがアメリカ大陸発見の時ヨーロッパへ持ち帰ったとされ、日本には16世紀頃に伝わったのではないかと言われています。以前は代表的な性感染症でしたが、抗生物質のお陰で、最近では全性感染症の中で約0.8%と発病率は低くなってきました。梅毒は、セックスやキスの時に、皮膚や粘膜の小さな傷から、感染します。 又、輸血から感染する事もあります。母親が感染していると、胎盤を通じて胎児にも感染します。(既婚の妊娠の中で約0.2%が梅毒検査で陽性になっています)梅毒は感染していても、ほとんど自覚表情が現れないと言われています。そのため、気がつかずに進行すると、全身の皮膚に梅毒独特の湿疹が出来たり、中には脳や神経が侵されることもあるので、気をつけましょう。
trees1

どんな症状があるの?

潜伏期間は10日~90日間と言われています。普通は3週間前後で症状が出ます。症状は、第1期~第4期に分類されます。

第1期:

感染から3ヶ月くらいまでの症状を第1期といいます。感染した人と接触した部分(性器、直腸、口など)に、1cmほどの赤みのあるしこりや、腫れ物が出来ます。そのあとに、太ももの付け根が腫れてきますが、痛みがほとんどないため、その症状に気がつかないこともあります。そのまま放っておくと、症状は、自然になくなります。

第2期:

リンパ節内で繁殖した病原体が、全身に広がる時期を第2期といいます。感染後3ヶ月くらいから、全身の倦怠感や微熱などの不快感、バラの花びら状の赤い発疹、外陰部や肛門周辺にイボ状の丘疹など、いろいろな症状が現れます。この症状が現れたり、消えたりを約3年間ほど繰り返すと言われています。出来ては消えるので、治ったと錯覚してしまう人や、たいした病気ではないと思う人も多く、治療のチャンスを逃がすこともあるようです。

第3期:

感染後、2~3年を経過すると、筋肉、骨、内臓などに梅毒によるゴム腫と呼ばれる結節ができ、次第に大きくなります。この時期を第3期と言います。このとき、鼻骨が侵され、鼻が陥没する事もあります。

第4期:

感染後、10年以上経過したものを第4期といいます。この時期には、症状もかなり進み、心臓、血管、脳や神経まで梅毒に侵されています。症状は、大動脈瘤、認知症、進行性麻痺などとなって現れます。中には大動脈瘤が破裂して死亡することもあります。

いつ病院に行けばいいの?

病院へ行く時期は、梅毒の初期は、自覚症状も殆どなく、症状も消えてしまうので、受診する必要がないと安易に考えがちですが、性器にしこりや腫れ物、リンパ節の腫れなどに気がついたら、すぐに病院に行き検査を受けましょう。

どんな検査をするの?

検査方法は、梅毒かどうか血液検査で確認します。但し、血液検査は、感染してから6~8週間経過しないときちんとした判定が出来ません。

どんな治療法・対処法があるの?

治療法は、抗生物質のペニシリンの内服や注射で治療します。ペニシリンのアレルギーのある人には他の抗生物質で治療します。

予防はどうすればいいの?
  1. セックスの相手は限定しましょう。又、梅毒と診断された時は、パートナーと一緒に検査や治療を行いましょう。
  2. セックスの時は、必ずコンドームを使いましょう。避妊目的でピルを服用しても性感染症の予防にはなりません。コンドームで予防を心がけましょう。
  3. 生理の時は、普段よりさまざまな菌に感染しやすいので、セックスは控えましょう。